塾選び

毎年の質問

毎年10~12月、保護者の方に「中学受験のために塾に移りたいのですが、うちの子はどの塾がむいていますか」と質問されます。

「え、やめちゃうの?」と心で思っても、決して顔には出しません。

笑顔でお答えします。なぜなら近隣の塾の優秀者の多くは、私の教室から移っていった生徒だからです。自信を持って送り出せるお子さまたちです。その子たちが新たな人生のステージに立つためのお手伝いなら、喜んでします。

 

さて、上記の質問をされたとき、私が決まって問い返している質問です。

「どこの中学校を受けますか?」

この質問に答えられる保護者はほとんどいません。

謙遜や言い訳、希望と現実で揺れ動きます。

受験ありきで、中学校を調べていない保護者も多いです。地方出身の方は、東京の中学受験はなかなかわからないようです。

私自身、地方の中学受験経験者ですが、塾に通ったことはありません。そもそも、その当時中学受験塾は存在しませんでした。

 

学習塾は、合格者を多数出す得意な学校があります。

中高一貫の都立中に強いenaが有名なところでしょうか。今は私立にも合格者を多く出しています。

東大に行きたい人は、東大合格者0名の予備校は選びませんよね。

中学受験も同じです。

 

まずは自分のお子さんの志望校、特性、性格、偏差値を考えましょう。

ニーズに合わせて塾を選んでください。

偏差値は必ず伸びます。でも特性や性格は変わらないでしょう。

本人と保護者の希望で受験は変わります。

だから志望校をお聞きするのです。

 

 

 

 

受験後のこどもの人生を考える

本来なら受験する学校を決めるのが先だと、私は思います。

この学校に行きたい、この学校でこの部活をしたい、この可愛い制服を着たい、そんな目標があって憧れがあってこそ、厳しい受験戦争を勝ち抜けるのです。

そうは言っても子どものことですし、学校見学もいつでもできるわけではありません。

親も祖父母も代々早稲田、慶応のご家庭、医師、歯科医師のご家庭でクリニックを継がなければならないなど、明確に受験の理由があれば、おのずと志望校は決まってきます。

 

そうでなくても、なるべく早めに志望校を決めてください。

 

実際私の教室に、お父さまお母さま両方歯科医師で、母方父方両方の実家も歯科クリニックを経営されているご家庭の生徒さんががいらっしゃいます。どちらかのクリニックは継がなければならないそうです。お子さんが反乱を起こすまでは、できるだけ賢く育てておかなければなりません。

長じるに及び、本人に自覚が芽生え、恵まれた環境に気づくので、心配はしていません。お母さまも上手に子育てされています。

 

志望校は変わることもありますし、変わって当たり前です。

でも、何となく受験してみる、学校の特徴を調べず受けるは避けたいです。

ネット検索でも、学校の周りを歩いてみるでもいいですし、知り合いの在校生がいるのなら、是非話を聞いてみてください。文化祭、学校説明会は必ず行ってください。

学校説明会に参加していないと、入学できない学校があると聞いたこともあります。

子どもの幸せを考えての小学校、中学校受験ならば、受験後の人生の方がはるかに長いのですから、学校選びはよくよく考えてください。

受験をやめたり、最悪の場合入学できた志望校をやめたりします。

それが、子どもの自己肯定感を下げるのは言うまでもありません。

結論は、塾選びより中学校選びの方が重要だということです。

塾の選び方

大手進学塾と言えば、SAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研です。

入塾テストがあって、四谷大塚で偏差値50くらいがラインです。

SAPIXは入塾テストを受けた生徒の8~9割は合格するそうです。

学校の授業を理解できれば大丈夫でしょう。

入塾の敷居は低くて、入ってからが大変になります。

 

中堅の塾は、栄光ゼミナール、啓明館(旧啓明舎)、臨海セミナー、enaなどなどたくさんあります。

 

個人指導ならトーマスや、日能研の個人指導のユリウスなどです。

 

通信のZ会などもあります。

 

塾はたくさんあります。お友だちが行くから、で選ぶのを否定はしませんが、人生で一度きりの中学受験です。手間と時間をかけて塾を選んでください。

 

SAPIXは親が一緒に受験戦争を駆け抜けるイメージです。親が宿題の内容、量を把握し、タイムテーブルをつくり、健康管理もします。

お仕事が忙しなど、受験は塾に任せたいのならSAPIXは難しいかと思います。

 

日能研は偏差値の高い学校に合格させるより、中学受験を通して子どもを成長させる方向です。

 

大手だからいい、中堅はダメではありません。

個人の塾や小さい塾から、希望の中学校に進学していく子もたくさんいます。小さい塾は入塾が難しいこともあります。

 

塾によっては、成績でクラスや席が変わります。人と比べられることが苦痛なお子さんもいます。逆に張り合いになるお子さんもいます。

 

学習方法も違います。復習のSAPIXと予習の四谷大塚です。

SAPIXは塾の授業で新しい知識を得て、家で復習することで定着させるスタイルです。四谷大塚は逆で、家で予習をして塾で復習し定着させます。

お子さんはどちらの方が理解が深まるか、考えてください。

 

 

 

中学受験

中学受験は誰もが通る道ではありません。特殊で過酷な世界です。

御三家を狙っていくのなら、学習量も内容も大学受験より難しいと言われています。

とはいえ受験生は小学生の子どもです。親のサポートは必須です。

 

塾によってはお弁当が必要になります。塾前にお弁当を作ってあげたいと思うのなら、フルタイムのお仕事をしていると難しいかもしれませんね。

 

送り迎えも含め、おじいちゃん、おばあちゃんの手を借りたり、塾の宿題のために家庭教師をお願いすることも必要になります。子どもの学力だけで合格するのは難しいでしょう。

 

お子さんの性格、料金、宿題、お弁当などかけてあげられる手を考慮して決めてください。

 

中学受験についても書きたいと思っています。

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ポイント

  • 志望校は早めに決める
  • 塾選びより学校選びの方が重要
  • 数多ある塾の中から、子どもにあった塾を選ぶ。

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この記事を書いた人

Be代表 岡部綾
学習塾を20年以上経営し、多くの親子の相談に寄り添ってきました。
親は皆、子どもを愛し、悩みながら子育てをしています。
どんな小さな悩みでも一緒に考え、より良い明日を過ごせるようお手伝いします。
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